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浄水器クリンスイのPFAS除去能力は?浄水器のタイプも紹介!

PFAS汚染について前回PFAS汚染!浄水器で除去できるのか?メーカーの試験結果も!で、基本的に浄水器でも種類によっては、PFASを除去できることがわかりました。

色々な浄水器メーカーがありますが、それらをPFAS除去の観点から見ていきたいと思います。

もちろん浄水器のタイプや浄水器そのものの説明もします。

まず最初は、三菱ケミカル・クリンスイ株式会社です。

他のメーカーの浄水器の記事も書きました。

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浄水器クリンスイのPFAS除去能力は?

前回の記事PFAS汚染!浄水器で除去できるのか?メーカーの試験結果も!でも説明した通り、

2023年6月9日のニュースリリースで、

クリンスイ浄水カートリッジにおける、PFOSおよび PFOA除去試験結果のお知らせ

を公表し、自社の浄水器用のカートリッジが、第三者機関で浄水器協会(JWPA)で定められた規格基準(JWPAS B基準)に規定された試験方法による試験を実施してPFOS、PFOAを除去できるとしました。

ただし、どの試験機関で試験を行ったかは公表されていません。

現在、試験結果が確認されているカートリッジは、以下になります。

  • CPC5(およびCPC5W,CPC5Z)ポット型浄水カートリッジ
  • HGC9S(およびHGC9SW,HGC9SZ)蛇口直結型CSPシリーズ用浄水カートリッジ
  • MDC01S(およびMDC01SW,MDC01SZ)蛇口直結型MDシリーズ用浄水カートリッジ
  • UZC2000(HUC17021も同性能です)ビルトイン用浄水カートリッジ
  • UHC3000ビルトインアルカリ整水器用浄水カートリッジ
  • CPC7(およびCPC7W) ポット型アルカリ浄水カートリッジ
  • HSC17021(およびHSC17023) スパウトイン用浄水カートリッジ
  • HCC17023 カウンターオン用浄水カートリッジ
  • SSC8800 据置型SSX880用浄水カートリッジ

また、クリンスイのトップページから行けるクリンスイのブランドサイトには、2023.7.6の記事として、

教えて水博士! #32
クリンスイの浄水器でPFASは除去できるの?

というのが掲載されています。

ここには、「PFAS」とは何のこと?とクリンスイの浄水器でPFASは除去できるの?という二つの質問に対する回答が書かれています。

これによれば、新たな表現として

除去物質17+2の浄水グレード「HIGH GRADE ★★★★★」タイプの浄水カートリッジでPFOS、PFOA共に80%以上除去できることが確認できました。

と書かれています。

実際には、浄水器のフィルターは使用していくと性能が劣化していくので、交換時期までこの性能を保っているということだと思います。

この記事の下の方には、PFOSおよびPFOAの除去が確認できた浄水カートリッジの商品が掲載されているのですが、

上に書いた試験結果の出ているカートリッジの最初の5つしか記載されていません。

2023年7月5日に追加された以下についてはまだ反映されていないようです。

  • CPC7(およびCPC7W) ポット型アルカリ浄水カートリッジ
  • HSC17021(およびHSC17023) スパウトイン用浄水カートリッジ
  • HCC17023 カウンターオン用浄水カートリッジ
  • SSC8800 据置型SSX880用浄水カートリッジ

クリンスイにはどんなタイプの浄水器があるのか?

次にクリンスイのブランドにはどんな種類の浄水器があるか見ていきましょう。

クリンスイのHPに行くとタイプ別のクリンスイの製品が並んでおり、多種多様なタイプのものが売られているのがわかります。

浄水器の取り付けのタイプがよくわかるので説明していきます。

以下、浄水器のタイプを説明するための写真は、クリンスイHPより引用させていただいています。

蛇口直結型

蛇口に直接取り付ける浄水器で、浄水器と言われてすぐに思いつく形をしているタイプです。

蛇口直結型浄水器

購入の際の注意点としては、取り付けられない蛇口が存在するので確認するようにしましょう。

まず蛇口の径が13mm未満と24mm以上の物には取り付けられません。

また、蛇口の曲がって下を向いている部分の長さが10mm未満の場合も取り付けられません。

その他にも、シャワー蛇口やセンサー蛇口、外側の形が四角だったり楕円だったりしても対応不可です。

また取り付ける手間がかかります。大体の蛇口には取り付けられるはずですが、蛇口のタイプによっては取り付けが難しいものもあるので注意しましょう。

クリンスイには、シリーズ的には高性能の物からCSPシリーズ、MDシリーズ、CBシリーズ、CGシリーズがあります。

この中で、PFASの除去が確認されれているカートリッジを使用している浄水器は、CSPシリーズとMDシリーズになります。

-PR PFOS、PFOAを除去できるMDC01Sカートリッジ使用の直結浄水器はこちら

ポット型

ポット型浄水器は、ポット型の容器に中に浄水フィルターが付属しているもので、フィルターを通して容器に水をためて使うものです。

ポット型浄水器

ポット型洗浄器の良さは、圧倒的な手軽さです。この製品単品で、水道から水を容器に入れるだけで、浄水されます。

一方、連続使用はできないという欠点があります。

クリンスイの製品は、CPシリーズとJPシリーズがありますが、PFASの除去が確認されれているカートリッジであるCPC5とCPC7を使用するのは、CPシリーズになります。

-PR- 手軽にPFAS除去ができる浄水器ならポット型

据え置き型

据え置き型浄水器は、浄水器本体に水道の蛇口から給水し、浄水を作成するものです。

据え置き型浄水器

蛇口直結型と同様、原水と浄水は切り替え式になるのですが、浄水は、据え置き型浄水器の出口から出てきますので、シンクには二つの蛇口があることになります。

浄水能力は蛇口直結型より当然高く、カートリッジ交換頻度も少なくてすみますが、何より場所をとることになります。

大きさは、クリンスイのSSX880の場合150mm径程度で重さ約1.5kgですが、小さな台所ではやはり邪魔に思えるかもしれません。

これ用のカートリッジは、SSC8800ですので、PFAS除去の試験確認はされています。

-PR- 大容量で一度設置すればメンテナンスが楽な据え置き型

浄水シャワー・浴室用

浄水シャワー・浴室用の浄水器は、既存のシャワーヘッドを丸ごと交換して使用するタイプのものです。

これらのものは、塩素を除去したり、水を柔らかく(軟水化)するために使用されます。

浄水シャワー

こちらも交換できないタイプのシャワーヘッドはあるので、確認してから購入しましょう。

また、浄水シャワーのカードリッジでは、PFAS除去の確認が取れているものはありません。

アンダーシンク

アンダーシンクの浄水器は、シンクの下に浄水器部分を配置し、水栓や蛇口本体も取り換えて、浄水を供給するものです。

従って、通常は水道工事屋さんにやってもらわなければ、据え付けることは難しいでしょう。

アンダーシンク型浄水器

写真では、水栓部分だけですが、シンクの下には浄水器本体と各種配管を設置しなければなりません。

ただし、一度設置してしまえば、年1回程度のカートリッジ交換で、いつでも浄化された水を使用することが可能になります。

スパウトイン

スパウトイン浄水器は、水栓のスパウト(回転する長い部分)にカートリッジを入れて浄水するタイプの洗浄器です。

スパウトイン浄水器

こちらも最初に水回りを設置する際に据え付けるのが一般的で普通の人が取り替えられるものではありません。

カートリッジはPFAS除去の確認が取れているものがあるので、必要な方はそちらを使いましょう。

カウンターオン

カウンターオン型の浄水器は、水道の給水管から分岐をして、水道とは別に浄水専用の配管を行い、浄水フィルターの入った器具を通して浄水を供給するものです。従って、シンクには二つの蛇口があることになります。

カウンターオン浄水器

カウンターオン浄水器側からは浄水しか出てきません。

写真を見ると分かりますが、こちらも水回りの工事が必要になります。

カートリッジはPFAS除去の確認が取れているものになります。

-PR 安心の三菱クリンスイ公式ショップ

水回り工事をせずにPFAS除去が可能な浄水器は?

今まで見てきたように、浄水器の場合は、簡易的に取り付けられるものと水回り工事として業者さんにお願いしないと取り付けられないものが存在します。

PFAS除去が可能で、水回り工事をせずに取り付けられる浄水器は、クリンスイの場合、

  • 蛇口直結型
  • ポット型
  • 据え置き型

のいずれかになります。

ただし、一長一短があります。

蛇口直結型は、付けられない蛇口があるのもそうですが、カートリッジは、その大きさが小さいため頻繁に交換しなければなりません。

ポット型は、汲み置き式になるため、水を入れるのを忘れているとすぐに使用できません。かつ、ポットは定期的に洗浄しなければなりません。

据え置き型は、付けられない蛇口があるのは、蛇口直結型と同じです。カートリッジ交換頻度は少なくてすみますが、蛇口が二つになるのと浄水器本体を置く場所が必要です。

PFAS汚染が気になる方は、まずこのような製品でPFAS除去を行って不安は解消しましょう。

高濃度のPFAS汚染がある場合は、アンダーシンクやカウンターオンの検討も

PFAS汚染!どこがどのくらい汚染されているの?基準値との比較!で示したような高濃度のPFAS汚染がある地域では、しばらくは汚染が継続すると思われます。

特に地下水を使用している場合は要注意です。

そのような場合は、常に浄化された水を使えるような状態にしておいた方が良いと思えます。

水回りの工事をしてでもアンダーシンクやカウンターオンのようなタイプを使用してしたほうがリスク回避になるでしょう。

クリンスイの製品でなくても比較検討して家庭にあったものを選べばよいと思います。

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