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浄水器シーガルフォーのPFAS除去能力は?浄水器のタイプとカートリッジは?

今まで、PFAS汚染とその除去に関して、いくつかの記事を書いてきました。

PFAS汚染!どこがどのくらい汚染されているの?基準値との比較!
PFAS汚染!浄水器で除去できるのか?メーカーの試験結果も!

今回は、初めて海外メーカーである浄水器シーガルフォーについてPFAS除去能力、それ以外の有害物質除去能力やカートリッジも調べましたので浄水器選びの参考にしてください。

シーガルフォーは、料理の鉄人で国内にも広がった高級浄水器でレストランなどでも使用されているものです。

早速見ていきましょう。

他のメーカーの浄水器の記事も書きました。

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シーガルフォーの浄水器のタイプは?

シーガルフォーは米ゼネラル・エコロジー社で製造販売が行われている浄水器です。

日本総代理店であるグランドデュークス(株)のHPを見ると、こちらでは、いろいろな浄水器を取り扱っているのがわかります。

アンダーシンク型やキッチンカウンターの上に置くカウンタートップ型の他、ポータブル型やバスシャワー用のものもあります。

ポータブル型は、アウトドア用だけでなく災害の時などにも有用です。

浄水器シーガルフォーのPFAS除去能力は?

グランドデュークス(株)のHPには、HP内の検索機能が備わっていないため、PFASについての記述があるかどうかは不明です。

そこで、TOPページ下部にある、除去物質試験データからどのような物質が除去試験で確認されているのか確認することにします。

そこには、検査機関とそれがある国、それと除去された物質が、これでもかというように列記されています。

ただし、どの様な試験法なのかという内容は書かれていないので、どんな試験でこの結果を得たのかはわからない状態です。大学や研究機関の結果なので信用できるのだろうとは思うものの、日本のJIS試験の何番とかいう試験法の記述がないので、詳細は不明だということになります。

除去物質のページには、放射性物質のヨウ素131、セシウム134および137の試験結果も報告されています。こちらは、最初の基準液との比較になっています。

しかしながら、除去物質のページにはPFAS(PFOS,PFOAを含む)の結果は存在していませんでした。除去能力はあるのだろうと思われますが、少なくとも試験結果は存在しません。

従って、浄水器シーガルフォーは、その高性能は一般に知られるところですが、PFAS(PFOS,PFOAを含む)についての除去能力は、現時点では不明というしかありません。

2023年10月6日更新

グランドデュークス東海(株)のHPの中にシーガルフォー浄水システムのPFAS(PFOS・PFOA)の除去性能分析結果についてという記事があります。

こちらでは、

シーガルフォー浄水システムのPFAS除去率は93%となりました

という結果がありました。

そして、一般財団法人食品分析センタ-の検査結果も載っています。そこの数値をよく見るとPFOSについては、検出限界以下なのですが、PFOAについては、水道水が11ng/L、浄水器シーガルフォーで浄水後の値が2.3ng/Lとなっており、除去率は79.1%になっています。

この値は、浄水器協会(JWPA)の規格基準(JWPAS B基準)に照らし合わせてどうかということは言及されていません。通常他のメーカーでは、除去率80%以上と書かれています。

実際は、水道水の状態でもPFOSの値は24ng/Lで、PFOS+PFOAの値は35ng/Lであり、国の暫定基準であるPFOS+PFOAの値50ng/L以下を満たしています。

ただ、国際的にはより厳しい制限がかけられる方向のようですので、注意が必要です。

浄水器シーガルフォーのカートリッジはどんな種類があるのか?

浄水器シーガルフォーのカートリッジは、その容量やどの浄水器に使用するかによって多数のカートリッジがありますが、その大部分は、「ストラクチャードマトリックス」と呼ばれる独自構造を持ったカートリッジです。

この「ストラクチャードマトリックス」は、通常の活性炭や中空糸とは異なると説明されています。

この構造は、世界でもゼネラル・エコロジー社でしか作れないとされています。当然特許などは取られていると思います。

細菌・カビなどやトリハロメタンや農薬、PCB、塩素、ウイルスなどは取り除かれますがミネラルは通すというものです。詳細は、ストラクチャードマトリックスの説明ページをご覧ください。

ただし、この構造ゆえの欠点もあり、ミネラルと勘違いしてしまう溶解性の鉛のようなものは除去効率はそれほど高くありません。

この浄水器シーガルフォーのカートリッジは、高価なゆえにECサイトでは、模造品が売られている場合も多々あるようです。

グランドデュークス(株)のHPのタイトル直下にカートリッジ模造品についての注意喚起の記載があります。

注意して買わないと模造品をつかまされる可能性が十分にありうることを認識しましょう。

絶対確実なのはHPの公式オンラインショップか取扱代理店から購入することです。

-PR-シーガルフォーのカートリッジ

まとめ

今回は、高級と言われる浄水器シーガルフォーについて、PFAS除去能力とカートリッジはどのようなものか調べてみました。

浄水器シーガルフォーについては、現時点ではPFAS除去能力についての記述は、HPでは見つけられませんでした。

従って、現時点では浄水器シーガルフォーのPFAS除去能力は不明ということになります。

その他の有害物質の除去については、HPの該当部分に記載されています。

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コメント

  1. ユキ より:

    キッチンリフォームでビルトイン浄水器を検討していて参考にさせていただきました。
    下記ページを発見したのでご参考になればと思い投稿させていただきます。
    ままちゃんさんの記事執筆直後くらいに掲載されたみたいです。

    グランドデュークス様の記事だと93%除去と書いてありますが、それぞれだと
    PFOS 約98.8%除去
    PFOA 約79.1%除去
    くらいの用です。
    https://www.1pure.jp/16952787231012

    • ままちゃん より:

      ユキ様、コメントありがとうございます。管理人です。
      こんな、記事があったんですね。知りませんでした。教えていただきありがとうございます。
      記事に反映させますね。

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