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タカギ浄水器のPFAS除去能力は?浄水器のタイプとカートリッジは?

今まで、PFAS汚染とその除去に関して、いくつかの記事を書いてきました。

PFAS汚染!どこがどのくらい汚染されているの?基準値との比較!
PFAS汚染!浄水器で除去できるのか?メーカーの試験結果も!

今回は、タカギの浄水器についてPFAS除去能力、カートリッジ構造とそれ以外の有害物質除去能力も調べましたので浄水器選びの参考にしてください。

早速見ていきましょう。浄水器説明のためにHPから画像を引用しています。

PR-蛇口一体型の浄水器ならタカギ


他のメーカーの浄水器の記事も書きました。

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タカギ浄水器のタイプは?

タカギのHPを見ると、タカギの作っている浄水器は、ぼぼ蛇口一体型のみだということがわかります。この記事を書いた時点では、1機種だけ蛇口直結型の新製品が出ています。

いろいろなデザインや機能の違いはあるのですが、蛇口一体型であることは変わりがありません。

蛇口一体型浄水器LS(タカギHPより引用)

こんな感じのもので、通常スパウトと呼ばれる、前に突き出しているパイプの中に浄水用のカートリッジが入っています。

従って、浄水は水が出る直前に浄水化されます。浄化後に水が滞留する場所がないということが、蛇口一体型の利点です。

ただし、それは蛇口直結型でも同じです。

手軽さという意味では、蛇口一体型は通常の場合、蛇口部分を交換する必要があるので工事が必要です。
その点では、蛇口直結型のように手軽ではありませんが、いったんセットすれば、デザイン的に美しく、蛇口直結型のようにレバー切り替えではなく、ボタンを押すなどの動作で、浄水と原水を簡単に切り替えることができます。

タカギ浄水器のPFAS除去能力は?

タカギのHPには、HP内の検索機能が備わっていないためPFASという用語検索はできませんでした。

また、カートリッジの浄水能力のページがあるのですが、そこにはPFAS(PFOS、PFOA)の除去についての言及はありませんでした。

2023年9月22日追記

タカギのHP中のFAQのページに行くとここでは、用語検索可能となっています。

PFASを入力してみると

有機フッ素化合物(PFAS)の除去はできますか?

という質問項目が出てきます。

内容を見ると

有機フッ素化合物(PFAS)の内、その代表例と言われる「PFOS(ぺルフルオロオクタンスルホン酸)」と「PFOA(ペルフルオロオクタン酸)」の除去性能については、浄水器協会の基準(JWPAS B)に基づき、現在外部機関で評価実施中です。評価結果については、分かり次第弊社HPに掲載を予定しております。

タカギのHPのFAQ

となっており、今後評価結果が出てくる予定のようですので、それまで待ちましょう。

従って、タカギ浄水器のPFAS除去能力は、試験結果も公表されていないため、未知数です

ただし、後述しますが、そのカートリッジ構成から全く除去能力が無いかと言えばそうではないと考えます。

タカギ浄水器のカートリッジの種類と構成は?

タカギ浄水器のカートリッジは、蛇口一体型に対して3種類あります。

標準タイプ、高除去性能タイプ、高除去+にごり除去タイプとなっています。試験では総ろ過水量1200Lとなっているので、1日10L使う家庭では、カートリッジ交換は4か月ごとになります。

有害物質の除去については、JIS S3201:2019 家庭用浄水器試験方法に基づく除去物質、総ろ過水量1200L、除去率80%と浄水器協会(JWPA)の規格基準(JWPAS B基準)除去率80%の結果がHPに示されています。

標準タイプは、7種類の物質除去(遊離残留塩素、CAT(農薬)、2-MIB(カビ臭)、溶解性鉛、フェノール類、ジェオスミン、ベンゼン)です。

高除去性能タイプは、16種類の物質除去になっており、標準タイプに加えて、総トリハロメタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン、陰イオン界面活性剤が記載されています。

しかし、濁りの部分については試験結果に●が打たれていません。

高除去+にごり除去タイプは、16+2物質除去となっており、JIS S3201:2019の結果による16物質と浄水器協会(JWPA)の規格基準(JWPAS B基準)による2物質が記載されています。

16物質の方は、高除去性能タイプの陰イオン界面活性剤に対する●が外れ、濁り(表示流量の50%)に●が付けられています。

JWPAS B基準については、鉄(微粒子状)とアルミニウム(中性)です。

タカギのカートリッジの構成は、詳しくは説明されていませんが、高除去+にごり除去では、ストレーナ(ごみの除去用の網)、活性炭とイオン交換体が詰まった部分、中空糸膜、抗菌セラミックフィルターが使用されています。

標準や高除去のカートリッジには中空糸膜はありません。

活性炭とイオン交換体が詰まった部分があることから、少なくても高除去や高除去+にごり除去のカートリッジに、PFAS(PFOS、PFOA)の効果が全く無いかと言えば、そういうことにはならないと思います。

とはいえ、タカギ浄水器のPFAS除去能力は、試験結果も公表されていないため、未知数という判断にならざるを得ません。

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まとめ

タカギの浄水器について、PFAS除去能力について調べてみました。

タカギの浄水器は、ぼぼ蛇口一体型のみなので、工事が必要です。

しかしいったんセットしてしまえば、デザイン的に良く、使い勝手も良いです。

しかし、タカギの浄水器は、PFAS除去能力は、試験結果も公表されていないため、未知数という結論になります。

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