今まで、PFAS汚染とその除去に関して、いくつかの記事を書いてきました。
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PFAS汚染!浄水器で除去できるのか?メーカーの試験結果も!
今回は、トイレおよび住宅用設備でおなじみのTOTOの浄水器についてPFAS除去能力、カートリッジ構造とそれ以外の有害物質除去能力も調べましたので浄水器選びの参考にしてください。
早速見ていきましょう。浄水器説明のためにHPやWEBカタログから画像を引用しています。
他のメーカーの浄水器の記事も書きました。
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TOTOの浄水器のタイプは?
TOTOのHPを見てもあまりにも多くの商品を取り扱っているため、どこに浄水器が載っているのかわかりません。
トップページの右上にある、さがす🔍のサイト内検索に「浄水器」と打ち込んでどういうものがあるのか探します。
そうすると、TOTOの浄水器は、シンク下に設置するビルトイン形と浄水カートリッジ内蔵形のほぼ2種類であることがわかります。
それぞれTOTO独自の混合水栓などの技術が使われている場合があります。
TOTO浄水器のPFAS除去能力は?
TOTOのHPの検索にPFASやPFOS、PFOAを打ち込んでみても、検索結果は0になります。
一方、「浄水器」の検索結果で一番上に出てくる「浄水機能付水栓(ビルトイン形)」の内容をさらに確認してみると、色々な特徴や利点が書かれています。
しかし肝心のカートリッジにどのようなものが使用されているのかわかりません。
このページの下の方に、さらに表示というところがありますので、そこをクリックして展開しましょう。
そうすると、水栓の種類や値段が書かれている部分が展開され、下の方にカートリッジとその性能が書かれています。
浄水カートリッジ(交換用)の型番はTH634-2で、交換目安は約12カ月(20L/日使用の場合)とされています。
さらにその下には、このカートリッジの有害物質除去能力が示されています。
ここには、PFASなどの記載はありません。
浄水機能内蔵型(スパウト部分に浄水カートリッジが内蔵されている)ものも同様です。
従って、TOTO浄水器のPFAS除去能力は不明ということになります。
ただ、他社の浄水器と同様の構造(OEMか?)と除去フィルターを持っているので、効果が無いというわけではないと思います。
TOTO浄水器のカートリッジはどんな種類があるのか?
浄水機能付水栓(ビルトイン形)に対する浄水カートリッジ(交換用)の型番はTH634-2で、除去物質は12種類となっています。
それらは、濁り、遊離残留塩素、総トリハロメタン、溶解性鉛、2-MIB(カビ臭)、 クロロホルム 、ブロモジクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、CAT(農薬)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレンとなっています。
一方、浄水機能内蔵型のカートリッジは、TH658Sという5物質除去の標準品のものと、TH658-2という11物質除去の高性能タイプがあります。
これらの情報は、TOTOのHP中だけでなく、WEBカタログの水栓金具カタログでも見ることができます。
TOTOでも「浄水カートリッジの偽物販売へのご注意」がなされています。ECサイトで買う場合は注意しましょう。
まとめ
今回は、TOTOの浄水器について、PFAS除去能力とカートリッジはどのようなものか調べてみました。
TOTOの浄水器の主力製品はビルトイン浄水器と浄水カートリッジ内蔵形(スパウト部分に浄水カートリッジが内蔵されている)なので新たに水栓を設置する場合は工事が必要です。
TOTOの浄水器については、現時点(この記事を書いた時点)で、PFAS(PFOAやPFOS含む)の除去にに関しては何ら情報がありませんでした。
従って、TOTO浄水器のPFAS除去能力は不明ということになります。
その他の有害物質の除去については、HPの該当部分とWEBカタログに記載されています。
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