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ブリタ浄水器のPFAS除去能力は?浄水器のタイプとフィルターは?

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今まで、PFAS汚染とその除去に関して、いくつかの記事を書いてきました。2023.9.4 追記あり

PFAS汚染!どこがどのくらい汚染されているの?基準値との比較!
PFAS汚染!浄水器で除去できるのか?メーカーの試験結果も!

今回は、世界的な浄水器メーカーであるブリタ(BRITA)の浄水器についてPFAS除去能力、フィルター構造とそれ以外の有害物質除去能力も調べましたので浄水器選びの参考にしてください。

早速見ていきましょう。浄水器説明のためにHPから画像を引用しています。

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2023.9.4 追記 

2023.8.23に、ブリタのHPにブリタ浄水フィルターカートリッジによるPFOS/PFOA除去性能についてというニュースリリースが発表されました。

  • マクストラプラス フィルターカートリッジ ピュアパフォーマンス(ポット型浄水器、タンク型浄水器用)
  • マイクロディスク フィルターカートリッジ(ボトル型浄水器、カラフェ型浄水器用)

は、JWPAS B.210試験でPFOS及びPFOAを80%以上除去できることを確認しています。

他のメーカーの浄水器の記事も書きました。

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ブリタの浄水器のPFAS除去能力は?

ブリタのHPにおいて、PFAS、PFOS、PFOAを検索しても検索結果は1件も出てきません。

従って、ブリタの浄水器のPFAS除去能力は全く検証できていないことになります。試験結果についても全く情報はありませんでした。

このような場合は、浄水器トレビーノの際に見たように、カートリッジ構造などから推定するしかありません。

従って、浄水器のタイプとフィルターについて見ていきたいと思います。

ブリタ浄水器のタイプとフィルターは?

ブリタ浄水器のタイプは?

ブリタ浄水器のタイプは、3つあります。
ブリタ浄水器の特徴は、水道直結型や、家庭用水道から分岐して使うものは無く、水道水を容器に移して浄水するというタイプしかありません。

  • ポット型浄水器:最も普及していると思われる浄水器で、クリンスイトレビーノにもあるタイプです。ポット型浄水器の商品には、一つ一つ固有の名称がつけられています。
  • ボトル型浄水器:ボトルとして持ち歩いて、外出先でも浄水された水を飲めるというタイプのもので、板状のマイクロディスク浄水フィルターで水をろ過しているものです。
    サイクリングやランニングのような場合にすぐに水分補給できて、落とした場合の耐久性に優れるスクイーズタイプのボトルもあります。
    食洗器で洗えるというのも大きな特徴です。
  • カラフェ型浄水器:この浄水器は、ポット型に似ていますが、大きな浄水フィルターではなく、板状のマイクロディスク浄水フィルターが入っていて、カラフェ程度の大きさで使いやすいのが特徴の浄水器です。

ブリタ浄水器のフィルターは?

ブリタ浄水器のフィルターは、大きく分けて2種類あります。

一つは、ポット型浄水器に使われる、フィルターは大きく分けて2種類あります。

カートリッジタイプ

一つ目は、ポット型浄水器に使用される他社でも使われているカートリッジ式のフィルターです。このカートリッジ式のフィルターには2種類あります。

これらのフィルターの構成成分は、メッシュ(穴のあいたフルター、

  • マクストラプラス Expert for hot drinks (エキスパート) カートリッジ
    このカートリッジは、温かい飲み物(紅茶、緑茶、コーヒーなど)がまろやかな味わいに、と効用がうたわれていますが、温水には使用できないと書いてあります。つまり、ろ過した浄水を沸かすことで使用することになります。

    主な除去物質は、塩素、水アカ、鉛や銅などの金属類となっています。

    そして、マクストラプラス Pure Performance (ピュアパフォーマンス) との比較して水アカの除去率が50%向上しているとあります。水垢の成分は、主に炭酸カルシウムですので、硬水を軟水化することに役に立ちます。

    総ろ過水量:150Lとそれほど多くはありません。約1か月程度で交換しなければなりません。
    2023.9.4 追記 
    このフィルターは、JWPAS B.210試験でPFOS及びPFOAを80%以上除去できることが確認されててはいません。
  • マクストラプラス Pure Performance (ピュアパフォーマンス) カートリッジ
    このカートリッジは、飲み物から料理まで幅広く使用したい方におすすめ、ということなので他社の一般的なカートリッジと似たものだと推定できます。

    除去物質としては、塩素、鉛や銅、除草剤、農薬、医薬品などの不純物となっています。

    こちらも総ろ過水量は150Lです。

    YouTubeによる説明では、JISS3201:2019の試験方法で15項目の除去とありますが、どの項目化は説明されていません。

    このカートリッジの説明には、3つの規格の規格が用いられています。

    1)JISS3201:2019 これは、以前のクリンスイトレビーノパナソニックの説明でも出てきた日本のJIS規格です。
    2)NSF/ANSI 401 QFT研究所による試験結果、条件は、水道水に含まれている場合です。
    この規格は、アメリカ国立科学財団(National Science Foundation, NSF)による認証規格です。
    NSF/ANSI 401は、健康に影響しないごく微量の物質を除去するための規格です。除去の対象は、除草剤、農薬、医薬品などです。
    3)DIN 10521は、水道に接続していない家庭用浄水器 – 陽イオン交換樹脂と活性炭を使用した家庭用浄水器に関する規格で、DINは、ドイツ工業規格 Deutsche Industrie-Norm(en)の略称です。
    2023.9.4 追記
    このカートリッジは、JWPAS B.210試験でPFOS及びPFOAを80%以上除去できることが確認されています。
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マイクロディスク浄水フィルター

もう一つのフィルターは、マイクロディスク浄水フィルターと言い、やしがら活性炭をディスク状に成型したものです。

こちらのフィルターは、ボトル型浄水器とカラフェ型浄水器に使用されています。

除去物質としては、

  • 塩素および味に影響するその他の物質
  • 30 μm以上の微粒子
  • 殺虫剤、除草剤、環境ホルモンなどの微量不純物

が記載されており、CaやMgなどのミネラル分はそのまま残るとされています。

このマイクロディスク浄水フィルターの浄水能力も150リットル、4週間となっていますので、交換して使用することになります。
2023.9.4 追記 
このフィルターは、JWPAS B.210試験でPFOS及びPFOAを80%以上除去できることが確認されています。

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ブリタ浄水器の有害物質除去能力は?

ブリタの浄水器の有害物質除去能力は、マクストラプラス Pure Performance (ピュアパフォーマンス) カートリッジは、JISS3201:2019の15物質について除去能力を持っていることはわかりました

フィルターを構成しているのが、メッシュ(網)、イオン交換樹脂、活性炭とトレビーノと同じような材料なので、PFAS(PFOS,PFOA)の除去にも効果があります。

このフィルターは、JWPAS B.210試験でPFOS及びPFOAを80%以上除去できることが確認されています。

水垢除去に重点を置いたマクストラプラス Expert for hot drinks (エキスパート) カートリッジは、PFOS及びPFOAを80%以上除去できることは確認されていません。

一方活性炭のみでできているマイクロディスク浄水フィルターは、JWPAS B.210試験でPFOS及びPFOAを80%以上除去できることが確認されています。

CaやMgのようなミネラル分は、マクストラプラス Expert for hot drinks (エキスパート) カートリッジでは強力に除去されますが、マイクロディスク浄水フィルターではほぼ除去されないので、用途に応じて使い分けすることが必要です。

一般にブリタの浄水器に関しては、HPも含め試験データで示すのではなくブランドイメージの確立に重きが置かれていると考えられます。

まとめ

ブリタの浄水器のPFAS除去能力について調べてみました。

以前は、マクストラプラス Expert for hot drinks (エキスパート) カートリッジとマイクロディスク浄水フィルターは、PFAS(PFOS,PFOA)除去には向いていないと考えていましたが、

2023.8.23に、ブリタのHPにブリタ浄水フィルターカートリッジによるPFOS/PFOA除去性能についてというニュースリリースが発表されたことにより、マクストラプラス Pure Performance (ピュアパフォーマンス) カートリッジとともに、マイクロディスク浄水フィルターは、JWPAS B.210試験でPFOS及びPFOAを80%以上除去できることが確認されました。

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