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みかんの皮を乾燥してお茶として飲む(陳皮茶)の作り方と効能は?他の利用法も!

みかんの皮を長期間乾燥したものは、陳皮と呼ばれ漢方薬の一種です。

本場の漢方薬としての陳皮は、色々細かいことがあるようですが、ここでは、自宅でも作るような乾燥したみかんの皮のことを指すことにします。

これをお茶として飲むと香りは良くリラックスできますが、味の方は特別良いものではありません。

今回は、このみかんの皮を乾燥してお茶として飲む(陳皮茶)方法とその効能について調べるとともに、その他の利用方法も調べてみました。

みかんの皮を乾燥する方法(陳皮の作り方)

みかんの皮を乾燥する方法(陳皮の作り方)は、単純でむいたみかんの皮を適当なもの入れて干せばいいだけです。

ただ、いくつかの注意点はあります。

その一つは、みかんは一番外側に農薬が残っていたりワックスがかかっている場合があります。ですので、それを水で洗って落としましょう。その後水気はふき取っておきます。

二つ目は干す方法ですが、新聞紙などの上に薄く広げて日当たりの良いところで干すのが簡単です。

我が家では、干物を作るネットがあったのでそれに入れて干していました。こうすることで、通気性も確保でき十分に乾燥することができます。

-PR-:こんなやつです

陳皮は、長く干してあるものほど良いとされており、通常1年以上干されたものを言うようですが、家庭で作る場合は1ヵ月も干せば家での用途には利用可能でしょう。。

ただ、最低でも2週間以上は干した方が良いと思います。もちろん長ければ長いに越したことはありません。

電子レンジで乾燥させるという方法もあるようですが、個人的にはあまりお勧めしません。この方法だと加熱にむらがある場合、完全に水分が飛んでいく前に焦げてしまう場所があったりするので、強制的にではなく自然に乾燥させた方が良いと思います。

乾燥したみかんの皮のお茶(陳皮茶)の作り方

乾燥したみかんの皮のお茶(陳皮茶)の作り方も、簡単です。

上の方法で作った乾燥したみかんの皮(陳皮)をフードプロセッサーなどで粉々にします。それを麦茶などを作るパックに入れて、沸騰したお湯で数分間煮出すだけです。

1ヵ月くらいの乾燥したみかんの皮(陳皮)であれば、かなり黄色く色づいたお茶ができます。

このように、みかんの皮を乾燥してお茶として飲む(陳皮茶)の作り方は、簡単です。

ただ、これだけだと黄色いみかんの香りはしますが、味はなんとなくよくわからない多少苦みのある液体になります。

なので、他の材料を入れての飲む方が多いと思います。はちみつや生姜とはちみつなど、さらにはルイボスティーや番茶とブレンドするとか、ミントを入れてみるとか。

本来だったら有効成分の相性とかあるのかもしれませんが、あんまり気にしすぎても仕方ありません。自分の好きな味にすればよいと思います。

でも、それも作るのが面倒くさいという人は、市販の乾燥したみかんの皮を買って使うこともできます。
我が家では、最初はみかんを食べた皮をネットに入れていって乾燥させていましたが、最近は、ECサイトで買って使用しています。おかげで目茶苦茶楽にはなりました(^^)。

我が家での乾燥みかんの皮のお茶を飲む場合は、以下のようにしています。

  • 小型の鍋に500ml程度の水を入れる
  • 市販の乾燥したみかんの皮を大さじ1杯入れお湯を沸かす
  • 沸騰したら火を弱め沸騰しない程度で5分ほど抽出する
  • 濾し器でみかんの皮を濾してマグカップなどに入れる(写真のようになります)
乾燥したみかんの皮のお茶(陳皮茶)
-PR-ちなみに我が家で購入しているのはこれです

乾燥したみかんの皮のお茶(陳皮茶)の効能は?

では、乾燥したみかんの皮のお茶(陳皮茶)の効能はどういったものでしょうか?

乾燥したみかんの皮(陳皮)は、漢方では胃もたれ、嘔吐、消化促進、食欲増進、風邪によるのどの痛み、せき、冷え性、肩こり、腰痛の改善などにも効果があると考えられているとのことです。
こちらのHPが参考になるでしょう。

乾燥したみかんの皮(陳皮)には、成分としてβ-クリプトキサンチン、リモネン、ヘスペリジン、ノビレチン、ビタミンCなどが含まれていることが知られています。

これらの物質はいろいろと体に対する効果が期待されています。

  β-クリプトキサンチン

β-クリプトキサンチンは、カルテノイド色素の一つで、体内に入るとビタミンAに変換することができる物質です。また、β-クリプトキサンチンは、抗酸化物質であり、酸化的損傷から細胞およびDNAを保護していると考えられています。

β-クリプトキサンチンは、他にパプリカや柿にも多く含まれ、かぼちゃなどからとることもできます。

  リモネン

リモネンは、柑橘類に含まれるテルペンと呼ばれる化合物群の一つです。リモネンの香りは、柑橘系の香りの主成分となっています。

香料として利用されリラックス効果が期待されます。リモネンは、柑橘類にごく一般的に含まれる物質です。

  ヘスペリジン

ヘスペリジンは、温州みかんやはっさく、ダイダイなどの果皮に多く含まれるポリフェノールの一種です。別名ビタミンPとも呼ばれます。

陳皮の効能の主たる成分とも考えられています。

ヘスペリジンは、抗酸化作用があるとともに、末梢血管を強化する働きがあります。血流が改善されて冷え性に対して効果があるとされています。
また、血圧の上昇を抑制する作用や、血中のコレステロール値を改善する作用、抗アレルギー作用が知られています。

ただ、ヘスペリジンは、熱や光に弱いのでお茶以外の摂取方法が望ましいかもしれません。
ヘスペリジンについての各種効果は、ヘスペリジン研究会のHPに詳しく載っています。

  ノビレチン

ノビレチンは、ポンカン、シークヮーサー、橘の皮に多く含まれる、O-メチル化フラボノイドと呼ばれる化合物の一種です。生の状態では、普通のみかんには、ポンカンなどの1/10程度しか含まれていません。

ノビレチンは、最近、抗認知症成分として非常に注目を集めています。アルツハイマー型認知症の予防に効果があるという研究結果が示されているのです。この研究を行っている東北大学のHPに詳しく書かれています。

また、ノビレチンは、血糖値の上昇を抑える効果や抗炎症作用もあるとされています。

  ビタミンC(L-アスコルビン酸)

ビタミンCは、これが不足すると壊血病という病気になってしまいますが、サプリメントなどで大量に服用すると腎臓に負担がかかり病気になってしまう例も報告されています。

ビタミンCは、抗酸化作用や美白・美肌効果が良く知られていますが、抗がん作用や免疫力の向上もあるとされています。

ビタミンCは加熱に弱く分解してしまうため、お茶としての服用においては摂取量は激減してしまうでしょう。

乾燥したみかんの皮に他のビタミンCを含む食物に比べて大量に入っているわけではありませんので、別の食品から摂取するようにしましょう。

乾燥したみかんの皮(陳皮)の他の利用法

乾燥したみかんの皮(陳皮)は、お茶にする以外にも様々な使い方ができます。いくつかご紹介しましょう。

入浴剤として使う

これは最も有名な使い方でしょう。乾燥したみかんの皮(陳皮)でなくても普通に向いたみかんの皮をネットなどに入れてお風呂に入れると、柑橘系の香りによるアロマ効果でリラックスできますし、体もよりあったまると思います。

乾燥したみかんの皮(陳皮)の場合も、やり方は一緒です。この場合は、すりつぶすのではなく、ある程度の大きさに粉砕してネットからこぼれださないようにしましょう。

ただ、肌が敏感な方はリモネンのようなオイル系成分と合わない可能性があるかもしれませんので、そう感じられたら使用を控えましょう。

お菓子などの風味付けに使う

細かくすりつぶしたものは、お菓子に練り込んだり上にトッピングとしてかけたりすれば、風味付けとして使うことができます。

簡単に柑橘系の風味が付くので楽なやり方だと思います。

スパイスとして使う

乾燥したみかんの皮(陳皮)は、七味唐辛子の構成成分でもあります。

ということで、スパイスとしての利用も可能です。
単純なやり方としては、抹茶塩のように粉末にまで砕いたものを塩と混ぜてみかん塩として使う。
ドレッシングに入れて使う、いずれも風味づけに近いですが、お菓子とは違った料理のバリエーションとして使用可能です。

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まとめ+個人的感想

今回は、みかんの皮を乾燥してお茶として飲む(陳皮茶)の作り方と効能を調べてみました。我が家では、毎日煮出して飲んでいます。1年以上は経つでしょう。

効能として入っている成分からして、冷え性の改善や血圧上昇の抑制、リラックス効果、抗酸化効果などがあることがわかりました。

個人的には、この中で冷え性の改善に多少の効果があった気がしています。というのも、冷え性の辛い症状の頻度が飲まなかった頃よりかなり減ったからです。

また、ノビレチンは、抗認知症成分として非常に注目を集めているようです。

簡単に作ったり手に入れたりすることができるので、以上のような症状が心配な方は、使ってみるのもいいかもしれません。ただし、全く即効性があるものではありませんので、毎日欠かさずやって最低でも3カ月以上は様子を見る必要はあるでしょう。

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