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DUNE(砂の惑星 )PART2を見た感想は?小説のどこまで進んだのかも確認

2024年3月20日にDUNE(砂の惑星 )PART2をみてきました。

映像としては、すごく迫力がありましたし、ポールが救世主となって変貌を遂げていく過程は、このDUNE(砂の惑星 )PART2のだいご味でしょう。

一言で言えば、非常によくできた映画だと思いますが、3時間近い長さと登場人物の関係やこの世界に関する理解に追いついていくのは容易なことではないと感じました。

DUNE(砂の惑星 )PART2を見た感想

DUNE(砂の惑星 )PART2の公開は、DUNE(砂の惑星 )のPART1が日本で公開されたのは2021年10月15日なので、既に3年半の月日が経っています。

PART1時もそうでしtが、この物語における勢力図、各種の関係性、さらには基本的な宇宙の状況を理解するのにかなり違和感や苦労を覚えます。

DUNE(砂の惑星 )単純に言ってしまうと、国を滅ぼされた王子様が辺境の民などと組んで、自分の国を滅ぼした相手に勝利するというよくある構図なわけですが、設定条件がかなり複雑です。

管理人は、「デューン砂の惑星 全巻」と「デューン砂漠の救世主」を若いころに早川SF文庫(矢野徹訳)に読んだのですが、その際もアラブ系の固有名詞に四苦八苦して、登場人物や設定されている用語の解説ページを何度も見直した記憶があります。

もうあらすじ以外は忘れてしまいましたが、当時は非常に面白く、一生懸命読んだ記憶があります。

CG・VFXのおかげで壮大な世界を映像化できている

DUNE(砂の惑星 )PART2を見た感想でまず第一番にあげられるのは、サンドワームや宇宙船そして惑星アラキスなど、小説の砂の惑星を読んでいてもイメージでしか考えることができなかった空間が、CG・VFXの進歩により、見事に実現できているなと思いました。

何百メートルもあるサンドワームや、宇宙船、建物や兵器などの表現は、今まで頭の中でしかなかったので、前作を見た時もでしたが、今作ではより強く感じました。

小説のどこまで進んだの?

ストーリーは、ほぼ小説を踏襲している?

上でも述べたように、個人的には小説の砂の惑星はあらすじ程度しか覚えていないのですが、惑星アキラス=砂の惑星(デューン)でのアトレイデス家、ハルコンネン家の対立とそれを裏で糸を引く皇帝の陰謀。アトレイデス家はハルコンネン家襲撃により没落。

ポールと母ジェシカの逃避行、フレメンとの出会いと受入れ、救世主化されていく過程などほぼ小説の砂の惑星に準じていると言えます。

また、ベネ・ゲセリット(宇宙の魔女)、サンドワーム、フレメン、スパイスなどの特有の事象についてもある程度は説明されています。ですが、この部分は基礎知識がないと難しいでしょう。

そして、ポールは救世主となり、色々なものを捨てて権力者(皇帝)になっていくことになります。

ただ、チャニの役割は、小説と映画ではかなり違う気がします。

イスラム教の世界、スターウォーズの世界

映画の「砂の惑星」の原作は、1965年フランク・ハーバートが書いた同名の小説です。

今回のPRAT2で原作の「砂の惑星」までの部分が終了していると考えられます。しかしながら、小説の砂の惑星のシリーズは、デューン砂漠の救世主、デューン砂丘の子供たちとシリーズが続いている小説です(管理人は、デューン砂丘の子供たちの途中で読むのを挫折しました)。

今回のPART2を見てみるとPART3が作られそうな匂いはプンプンします。ポールの妹がビジョンに出てきたりしています(小説を読んだ管理人は、あんな美人なわけないじゃないかと思ってしまいます)し、まだ、ポールは皇帝になっていません。

「砂の惑星」は、完全にイスラム教の世界観(救世主と聖戦)、中東の砂漠の国々との親和性などから、イラク戦争やアフガニスタン戦争を思い起こす人もいるかもしれません。

さらに、ポールをルークに置き換え、ハルコンネン男爵をダースベーダーに置き換えれば、裏で操る工程も含めて、スターウォーズになってしまいます。

娯楽作品としても普通に面白い

この映画は、国を滅ぼされた王子様が辺境の民などと組んで、自分の国を滅ぼした相手に勝利するという、単純明快なストーリーとして見ても壮大なスケールで描かれているので、十分面白いと思いました。

PART3が作られるのなら必ず見に行きます

デューン砂の惑星の映画は、この先かなりの確率でPART3が作られるでしょう。作られたら必ず見に行きたいと思います。

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