夏の暑さで体がだるくなり、食欲が減退する「夏バテ」。
この現象は特に日本の湿度の高い夏に多く見られ、体調を整えるためには適切な栄養補給が必要です。
今回は、夏バテの原因別にコンビニで手軽に購入できるおすすめの食べ物を紹介します。
夏バテの主な原因は以下のようなものです。
- 気温変化: 気温の高さと冷房のある場所の急激な温度差
- 脱水症状: 汗をかくことで体内の水分とミネラルが失われ、脱水状態に。
- 栄養不足: 暑さからくる食欲減退によるエネルギーと栄養素の不足。
- 胃腸の疲れ: 冷たい飲食物の摂りすぎや食べ過ぎで胃腸が疲労。
気温変化は難しいですが、残りの原因に対しては、コンビニで買えるものでも適切に対処することで、夏バテを軽減することができます。
それぞれの原因に対する効果的なコンビニ食品を見ていきましょう。
脱水症状に効く食べ物・飲み物
脱水症状には、水分補給が必要です。
しかし、ただ水を飲むだけではなく、失われたミネラル(電解質)も補給することが重要です。
スポーツドリンク
スポーツドリンクは、汗で失われた電解質を補給するのに最適です。
ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクは、ミネラル(電解質)も補給することができ、体液のバランスを整え、素早く水分を補給できます。
トマトジュース
トマトジュースは水分補給と同時にビタミンやミネラルも摂取できる優れた飲み物です。
疲労回復効果のあるクエン酸、身体を冷やす働きのあるカリウム、βカロテン、各種ビタミン等が豊富に含まれています。
リコピンが豊富で抗酸化作用もあり、夏の疲れた体をサポートします。
甘酒
甘酒は、寒い時に飲む飲みものの印象がありますが、飲む点滴とも言われ、夏バテにも有効です。
最近では、コンビにでも売られています。
汗で失われる水分、塩分のほか、ビタミンやブドウ糖、アミノ酸などバランスよく栄養が含まれているからです。
温めても冷やしても、どちらでもOKです。
塩飴
塩飴は汗で失われた塩分を手軽に補給できるアイテムです。外出先での水分補給と一緒に摂ると効果的です。
栄養不足に効く食べ物
暑いということで冷たくさらっとした食事で済ませると、どうしても栄養素としてたんぱく質、ビタミンB群やミネラルが不足がちになってしまいます。
豆乳やヨーグルト
タンパク質が豊富で、エネルギー補給にぴったりです。特に豆乳は、植物性の良質なタンパク質を含み、消化も良いため夏バテの胃腸にも優しいです。
ヨーグルトだけでなく豆乳も最近はコンビニでも売っていますので有効に活用しましょう。
バナナ
バナナは、エネルギー源となる炭水化物を手軽に摂取できる果物です。
カリウムも豊富で、体の水分バランスを保つのに役立ちます。
コンビニでも1本だけ包装されて売っているところを多く見かけます。
チーズやナッツ
チーズやナッツは、どちらもタンパク質や脂質、ミネラルを豊富に含んでおり、エネルギーを持続的に供給してくれます。
小腹が空いたときの間食に最適です。
豚肉を使った料理
ビタミンB群が豊富に含まれているのは豚肉や黄緑色野菜です。
これらは暑い夏に積極的に取りにくいかもしれません。ですが、冷たい豚しゃぶサラダや野菜サラダに入れれば比較的無理せず取ることができます。
もちろんニラレバなどが食べられる人は、食べるのがお勧めです。
胃腸の疲れに効く食べ物
冷たいジュースやそうめん、アイスクリームを食べ続けていると栄養が偏るだけでなく、胃腸も冷えてつかれてきてしまいます。
そのような時は、胃腸に優しい食べ物を取るようにしましょう。
おかゆやスープ
おかゆやスープは、消化に優れた食べ物として、胃腸を休めるのに最適です。
コンビニでもレトルトのおかゆやスープが手に入ります。スープも冷たくして飲みたくなってしまいますが、冷製スープでも冷やしすぎないようにしましょう。
梅干し
梅干しはクエン酸を含み、疲労回復効果があります。おにぎりに入ったものや、単品で売られているものを利用しましょう。
また、レモンやパイナップルも効果的です。
その他おすすめの夏バテ対策食
ここでは、その他全般的におすすめな夏バテ対策食をあげておきます。基本的な対策は上にあげた項目なので、ここに書かれた食事でも、冷やしすぎには注意しましょう。
冷やし中華
手軽に摂れる一品で、タンパク質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。特に野菜やハム、卵がトッピングされたものを選ぶと良いでしょう。
枝豆
ビタミンB1が豊富で、エネルギー代謝を助けます。コンビニでも冷凍やパックに入った枝豆が手に入ります。
たんぱく質やカルシウム、食物繊維なども豊富で暑くても食べやすいです。
ゼリー飲料
栄養バランスが取れたゼリー飲料は、食欲がない時でも手軽にエネルギー補給ができます。ビタミンやミネラルが強化されている製品も多いので便利です。
食欲がない時も食べられますのでうまく使いこなしましょう。
まとめ
夏バテ対策には、脱水症状、栄養不足、胃腸の疲れといった原因に対応する食べ物や飲み物を適切に選ぶことが重要です。
今回は、それらの原因別にコンビニでも手軽に購入できる食品を取り上げました。
忙しい時には、コンビニ製品は重宝します。
冷たいものやあっさりしたものだけではなく、今回紹介した食べ物をうまく取り入れることで暑い夏を乗り切りましょう。
コメント