2024年1月1日の能登半島地震は、大変な被害で今も余震が続いています。被災された方々は大変な思いをされていると思います。
被災していない一般の人たちがすぐできる協力は、寄付金で援助することだと思います。
色々な寄付サイトが立ち上がっていますが、自分が普段使っているサイトを通じて寄付するのが楽でしょう。また、どんな支援に使われるのか確認するのもよいかもしれません。
そこで今回は、現在立ち上がっている寄付サイトについてまとめてみました。
ただ、このような時は寄付を装った詐欺も多発しますので注意が必要です。
令和6年能登半島地震 緊急支援募金(Yahoo!基金)
いち早く支援募金のサイトが立ち上がったのが、Yahoo Japanのネット募金サイトの令和6年能登半島地震 緊急支援募金(Yahoo!基金)です。
1月2日17時で既に、約30万人の方から、4億円越えの募金が集まっています。これからもますます増えるでしょう。
LINEヤフー株式会社がマッチング寄付するという取り組みは、上限の500万円はあっという間に到達し、既に終了しています。
寄付条件としては、Yahoo! JAPANのIDを持っている必要があり、これが微妙に障壁になっているかもしれません。
一方、T-POINTを使って寄付することもYahooウォレットから寄付することも可能です。
私もほんの少額ですが、困っている時はお互いさまと思い、T-POINTで溜まっていたポイントで寄付をしました。
寄付金は、クレジット会社の手数料以外は、全額本災害の緊急救援活動、被災地復旧支援として被災者や被災地のために活用されます。
どのように使われたかは、募金ページのほか、Yahoo!基金のウェブサイト、X(旧Twitter)などを通じてお知らせされます。
令和6年能登半島地震への支援取り組み団体
Yahoo Japanのネット募金サイトに支援を受け付けている取り組み団体の一覧が載っているページがあります。
こちらへの寄付もネット募金サイトの仕組みを使って行うことができます。
現在掲載されている団体と寄付金の使い道は、以下の通りです。どのような活動に使われるのか考えて寄付するのが良いと思います。
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン
寄付金の使いみち
- 被災家屋等の清掃のためのタオル・雑巾の配布
- 生活用品等、緊急支援物資の配布
- ボランティアセンターの運営サポート
- その他被災地のニーズに応じた支援
- 支援に伴う事務局運営費
認定NPO法人日本レスキュー協会
寄付金の使いみち
- 災害救助犬出動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費、人件費等
- 支援物資の提供にかかる費用(水、ペットフード、衛生用品、ケージ類、そ の他ペット用品、冷却グッズ等)
- 現地の情報収集やネットワーク構築・活用にかかる費用(通信費、交通費、人件費等)
- ペット支援にかかる費用(物資輸送費、滞在費、保護等にかかる費用、医療費、消耗品費、人件費等)
- 被災した犬たちの一時預かりにかかる費用(預かり等にかかる費用、医療費、消耗品等)や被災地で活動する動物関連関係先への物資支援費用
- 災害後のセラピードッグ慰問活動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費、人件費等)
- 派遣する人員の感染症対策に係る費用(PCR検査代、検査キット、マスク、消毒液など感染対策グッズ)
※ご協力いただいたご寄付のうち15%を管理運営費として使用させていただきます。
認定NPO法人 難民を助ける会
寄付金の使いみち
- 現地調査など支援調整費
- 炊き出し
- 衛生用品、防寒具、栄養補給品など
※支援地域の状況・ニーズに合わせて、支援活動を実施いたします。
※指定された緊急支援活動に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合は、次なる緊急支援などに活用いたします。
※約5%を支援を届けるための管理運営費に活用させていただきます。
認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
寄付金の使いみち
- 医療支援
- 捜索・救助活動
- その他被災地のニーズに応じた支援
- 支援に伴う事務局運営費
特定非営利活動法人エティック
寄付金の使いみち
1)支援金
中間支援団体に支援金として支払います。支援団体として人件費、交通費として使っていただき収支報告書を提出いただきます。
2)人材支援
中間支援団体の人的リソースが足りない場合は、ETIC.を始めとした災害支援会員制度の別地域からコーディネーターを派遣し活動してもらいます(派遣元の組織に支援金として払います)
(人件費・交通費として使ってもらいます)
※ご協力いただいたご寄付のうち10%を管理運営費として使用させていただきます。
寄付の余剰分につきましては、次の災害への備えに使用させていただくとともに、我々が平時に取り組むプロジェクトへ活用
これだけでは、なんじゃ?となってしまうので、この団体の活動内容は、きちんと読むことをお勧めします。
特定非営利活動法人 ADRA Japan
寄付金の使いみち
- 現地調査、支援調整
- 避難所支援、環境整備、運営支援など
- 食料、水、生活必要物資(衛生用品、衣類、防寒具、燃料、調理器具など)の調達、配付
- 被災家屋の復旧のための資器材提供
- 足湯やサロン運営などの被災者支援
- 災害対応バスや災害ボランティア派遣
- 災害ボランティアセンター運営支援
- 高齢者福祉施設への物資提供
- そのほか現地のニーズに応じた支援
寄付の最大20%を管理運営費に使用する可能性がある。
公益財団法人日本財団
寄付金の使いみち
全額、この度の地震により被災した地域の支援に活用される予定。
(※)全額とはYahoo!ネット募金の利用料(クレジットカード寄付分の5%および消費税)を引いた額
一般社団法人ピースボート災害支援センター
寄付金の使いみち
1.専門スタッフ派遣
被災家屋の応急対応や保全などの経験がある専門的なスキルを持つスタッフを派遣します。専門スタッフを派遣するための人件費、旅費交通費など。
2.物資・備品・資機材購入
生活物資の提供、食事支援、家屋の応急対応や保全、活動現場で支援活動に必要な物資・備品・資機材の購入。
3.被災者の生活再建の支援
関係機関や現地支援団体などの要請を受けて、支援物資の提供や災害ボランティアセンター運営支援、担い手の育成など、現地ニーズに即した活動を行います。
活動に必要な費用をご寄付が上回った場合には、次の支援活動に活用
特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク
寄付金の使いみち
- 被災者支援コーディネーションのための専門スタッフ派遣のための人件費、旅費交通費(宿泊費、ガソリン代、日当など)
- 被災地の現地グループと外部支援者をつなぐためのITツールや機材の購入
- (必要に応じて)現地での物資支援など
- 支援に伴う事務局運営費
公益社団法人Civic Force
企業、NPO、行政などがもつリソースを迅速かつ効率的に被災地へ届けるための調整事務局として機能することが主たる業務
CAMPFIRE
CAMPFIREは、令和6年能登半島地震に対する緊急災害支援金の募集をクラウドファンディングで開始した。
にアクセスして手続きをしましょう。CAMPFIREのIDが必要です。決済方法は、クレジットカードの他、銀行振込、PayPay、キャリア決済などほぼすべての決済方法に対応しています。
募集期日は、2024年1月2日(火)〜2月29日(木)
For Good
For Goodは、令和6年能登半島地震に対する緊急災害支援金の募集をクラウドファンディングで開始した。
支払い方法は、クレジットカード、銀行振込となっています。
募集期日は、2024年1月2日(火)〜2月29日(木)
READYFOR株式会社
READYFOR株式会社は、令和6年能登半島地震 緊急支援クラウドファンディングプロジェクト一覧ページを立ち上げ支援の寄付募集を開始した。
令和6年能登半島地震 緊急支援クラウドファンディングプロジェクト一覧ページ
寄付先は、上で紹介した
- 認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
- 公益社団法人Civic Force
で選択可能です。
メルカリ
メルカリは、メルカリ寄付機能で寄付先に能登半島地震による被災地の支援を追加しました。
寄付先は、今のところ上で紹介した公益財団法人日本財団になります。
さとふる
さとふるは、被災された地域の支援を目的に「令和6年1月能登半島地震 災害緊急支援寄付サイト」を開設した。
ここの特徴は何と言っても寄付先の自治体を選べるということです。自分の故郷を指定して支援することも可能です
ただし、現在選べるのは
- 富山県小矢部市
- 石川県能登町
- 富山県黒部市
- 富山県氷見市
- 石川県中能登町
- 石川県七尾市
の6市町であり、甚大な被害と言われる珠洲市や輪島市の名前はありません。
現在は、輪島市への寄付も開始されており、その他の市町にも広がっていますので確認しましょう。
ふるさとチョイス
ふるさとチョイス災害支援でも、令和6年能登半島地震 災害支援・寄付のページが立ち上がっています。
こちらは、2023.1.4の14時時点で20以上の案件が載っています。一部には代理寄付受付もあります。
ふるなび
ふるなびにおいても、[緊急]令和6年能登半島地震 災害支援のページが立ち上がり多くの市町に支援できます。
一番被害の甚大である石川県珠洲市への支援も可能です。
注意点
支援金の寄付の際にはいくつかの注意点があります。
まずは当たり前のことですが、寄付金は返ってきません。万が一今回の活動で寄付金のすべてが使われなかったとしても、次の支援活動に回ることになります。
寄付ですので、税制上の優遇措置の寄付控除の対象になるのが普通ですが、今回のYahoo!基金のように領収書の発行がない場合もあります。
この点は各支援団体のHPなどで確認が必要です。
また、私が行ったようなT-POINTによる寄付などポイントを使用した寄付は、寄付控除に当てはまらないと認識しましょう。
まとめ
2024.1.1の能登半島地震に対して支援の輪が広がりつつあります。被災者でないしかも救援活動もできない一般人が、普通に行える支援は、寄付による支援です。
現時点で分かっている寄付サイトについてまとめてみました。支援する活動内容を考え、どのサイトで寄付するのか、また自分が普段使っている決済方法が使えるのはどこなのかなどを検討して寄付をしましょう。
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